キバシノ、同棲生活~翌朝~
「んじゃ、いってくるわ」
「ああ」
朝の散歩を再開したキバが早朝の玄関で爽やかに告げれば、シノが頷く。
「いってらっしゃいは?」
「……いってらっしゃい」
それでもまだ物足りないと不服そうな表情のキバに、シノは小さく溜め息を吐いた。
そしてキバの希望通り、そっと頭に手を添えて頬に軽く口吻る。
満足そうにへへっと笑ったキバもまたシノの頬にちゅっとキスをして、
「朝飯楽しみにしてっから。じゃ、いってきま~す!」
と元気に外へ飛び出していった。
チュンチュンと、雀の声が弾けて消える。
同棲生活は、まだまだ、始まったばかり。
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あとがき
拍手、ありがとうございます!
今回のお礼文はこれで最後です。
長さまちまちですみませんでした。
グレードアップした拗ねシノに、最早敵無し!(笑)
こんな感じで進めていきたいと思います。
(07/11/12-08/1/6)